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FAQ メール送信時のエラーの理由と対処方法
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メール送信の際に発生するエラーの理由と対処方法について解説します。
送信時のエラーと送信先での受信時のエラー
送信に関わるエラーは大きく分けると下記に分かれます。
1.送信時の発生するエラー(送信サーバーが返すエラー)
2.送信後に受信側のメールサーバーによって拒否された場合のエラー
後者のエラーについてはバウンスメールが送信元に返ることによってエラーになったことがわかります。
このバウンスメールのことはエラーメールと呼ばれることがあります。
ここではエラーメールとバウンスメールは同じ意味として扱います。送信時のエラーについて
メールを送信する際、Re:lationは登録された送信サーバーにアクセスします。
その際に問題が発生した場合、Re:lationの画面上にて、下の図のようにエラーを表示します。
チケット一覧画面
チケット詳細画面
このように、「送信時のエラーメッセージ」と書かれている場合は、送信時に何か問題が起こったためにエラーが起こっています。送信時のエラーと対処方法
535 Username and Password not accepted.
<理由>
送信メール設定に入力されている以下のいずれか、または両方が正しくありません。
・認証ユーザ名
・パスワード
これまで送信できていたのに、突然このエラーが出る場合
メール管理者が送信サーバのパスワードを変更し、Re:lationでは古いパスワードのままである可能性が考えられます。
お使いのシステムによっては、メール送信に利用しているIDのログインパスワードを変更した場合にも、連動して送信パスワードも同様に変わることがあります。
<対処法>
送信サーバ内で以下に変更がないか確認してください。
正しいID・パスワードを入力してください。
・認証ユーザ名
・パスワード
<別のメッセージ>
・535 Authentication Failed
・535 Authentication Credentials Invalid
・535 5.7.3 Authentication unsuccessful
送信サーバーへの接続中にタイムアウトが発生しました。
<理由>
送信サーバにアクセスしようとしたところ、何かの理由でアクセスができませんでした。
考えられる可能性は以下の通りです。
・ネットワークに問題が起こっているか
・送信サーバが正しく動いていないか
・送信サーバの名前が変わってしまった
送信サーバに問題がない場合
IPアドレスでのアクセス制限などのためにRe:lationからアクセスができなくなっている可能性があります。
※送信ポートに25番ポートをお使いの場合はこのエラーがおこりやすくなります
<対処法>
送信サーバ及びネットワークに問題がないか確認をしてください。
送信サーバ名が変更になっていないか確認をしてください。
送信サーバへのアクセスにIPアドレス制限をしている場合はRe:lationのIPアドレスをアクセス可能に設定してください。
▼IPアドレスの確認方法
[システム設定]内の[使用中サーバのIPアドレス]をご確認ください。
OAuthのトークンが無効か有効期限切れです。
<理由>
Gmail、またはExchange Online(office365)をご利用のお客様で
Gmail・office365アカウントのパスワード等が変更になったものと思われます。
<対処法>
[送信メール設定]より該当の送信メールアドレスの再認証を行ってください。
▼Gmail・Google Workspace の場合:https://faq.relationapp.jp/7466#Pass
▼ Exchange Online(Office365)の場合:https://faq.relationapp.jp/11084#Pass送信後のエラー(バウンスメール)について
メールは送信相手のメールサーバに送られたものの、
送信相手のメールサーバにて受け入れられなかった際にはバウンスメールが返ります。
(サーバによってはバウンスメールを返さない場合があります)
その場合、Re:lationにはほかのメールと同様にチケット一覧に表示されます。
バウンスメールは、送信者が Mail Delivery Subsystem とか postmaster とか Mailer Daemon といった名前になっています。
チケット一覧画面送信後のエラーと対処方法
これらバウンスメールの中を見てみると、届けられなかった理由が書かれています。
その多くは英語で書かれています。下記に代表的なバウンスメールとなった理由とその対処方法を記載します。
User unknown
<理由>
・送信先のメールアドレスが存在しない
・または、存在するけれども「存在しない」こととしてブロックされた
送信先が @docomo.ne.jp などキャリアメールアドレスの場合に高い確率で起こります。
これは「キャリアメールアドレスオプション」を使うことで回避できます。
携帯・スマホユーザに必ず届くメール機能が「Re:lation」に追加
<対処法>
送信先が @docomo.ne.jp, @au.com などキャリアメールアドレスの場合
Re:lation キャリアメールアドレスオプション を利用することでブロックされずに送れます。
上記でも届かない場合は、以下のいずれかが起こっています。
送信先にメール以外の方法で連絡可能であればその旨連絡して対処をしてください。
・送信先メールアドレスが存在しない
・送信メールがブロックされている
・送信先のサーバーに異常が発生している
<別のメッセージ>
・Sorry, no mailbox here by that name. (#5.1.1)
・5.1.1 The email account that you tried to reach does not exist.
・5.1.1 Recipient address rejected: User unknown in local recipient table
・Unknown user
・5.1.1 No such user
・5.1.1 Recipient address rejected: User unknown in virtual mailbox table
452 Insufficient system resources
<理由>
送信先のサーバーのリソース(容量など)が不足していたために受信サーバにて拒否された可能性があります。
<対処法>
・添付ファイルが含まれている場合
そのサイズを小さくして再送してみてください。
・添付ファイルがない場合、または添付ファイルサイズを小さくしても出る場合
送信先のサーバーでの対処が必要になります。送信先に連絡して対応を依頼してください。
550 Blocked
<理由>
送信先のサーバにて受信拒否された可能性があります。
<対処法>
ご利用の送信サーバ(SMTPサーバ)がブラックリストに入っている可能性があります。
送信サーバ運営企業に対応の依頼をしてください。
552 Message size exceeds fixed limit
<理由>
送信メール内の添付ファイルサイズが大きすぎて、受信サーバにて拒否された可能性があります。
<対処法>
添付ファイルのサイズを小さくして再送してください。
一般的に、15MBまたは10MBまでであれば問題なく送れることが多いです。
<別のメッセージ>
・552 5.2.3 Message exceeds maximum fixed size (10485760)
・552 Message size exceeds fixed maximum message size: 4310016 bytesZIPファイルをパスワード付きZIPで送っている場合
Re:lationにて、ZIPファイルを添付した状態で「暗号化ZIPファイルで送信する」を選択していないか確認してください。
ZIPファイルの中にさらにZIPファイルが入っていると、受信側のメールサーバによってはメール受信がブロックされます。
この場合、添付ファイルはZIPではなく実際のファイルを添付してください。
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